*夢日記*
毎日毎日愛ちゃんはあたしに話しかけてきた。
その頃の日記には、
毎日愛ちゃんが登場した。
「梓紗ちゃん、移動教室一緒に行こーよ。」
「梓紗ちゃん、お弁当食べよう。」
「梓紗ちゃんのこのペン可愛い〜!」
「梓紗〜、今日の放課後あいてる?おいしいドーナツやさんあるんだけど行かない?」
いつしか梓紗ちゃんから梓紗に呼び方が変わって、あたしもいつからか愛ちゃんって言えるようになっていた。
だんだん愛ちゃんに心を開けるようになったとき、愛ちゃんにこんなことを言われた。
「なんかさ、やっと梓紗と本当に友達になれた気がする。初めのほう、梓紗、私のこと警戒してたでしょ〜?」
愛ちゃんは笑ってそう言い、続けた。
「実はね、私中学のとき仲間外れにされてて‥‥高校行ったら絶対親友を作りたいって思ってたんだ。それで梓紗を見たときに思ったの。この子はきっとすごく純粋で心がきれいだって。汚れてないって。そんな子と友達になりたいって思った。」
あたしは愛ちゃんの言葉に涙を流してしまったんだ。
愛ちゃんは「泣かないでよ〜。」
って言いながら、ちょっとだけ愛ちゃんも涙目だった。