*夢日記*
階段をのぼり、昨日髪を切られた踊り場に着いた。
あ、あたしの髪、少しまだ落ちてる。
そしてその上を見上げてみると、
人の足のようなものが見えた。
恐る恐る階段をのぼった。
「か、川崎くん?」
あたしが呼ぶと、足がズルッと動いた。
「‥‥川崎くん、ですか?」
「ぁあ?誰?」
‥‥寝てた?
眠そうな、寝呆けた声。
「あ、ごめんなさい、西野です。西野梓紗です。昨日助けてもらった‥‥」
「あ〜、髪バッサリやられてたやつか。」
「‥‥はい。あの、昨日はありがとうございました。お金を返しに‥‥」
「いいって言ったじゃん。」
「でもやっぱり‥‥」
「ウザイ。いらねぇっつったらいらねぇんだよ。」
ウ、ウザイ!?
「いらねぇから。」
‥‥わかったわよ。
返してなんかやんないよ。
何さ、あたしがせっかく返すって言ってんのに、ウザイって!
ウザイって言わなくても!
「いつまでそこにいんの?用ないなら戻れば?」
な、何こいつ!?
感じ悪っ!
ここまで言われてあたしはここにいる必要はない。
そう思って戻ろうとした。