【短】キミ、幽霊ですけど!?
「なんでナツがいるの!?」
「だって、またゆりが告られるんだもん! ゆりは俺のだし、阻止するために来た!」
階段を降りながら、ナツはそう言った
「……それもあるんだけど、今回の一番の目的は、バカップルを仲直りさせること!」
「え!?ナツ知ってたの??」
「俺を誰だと思ってるんだか~! 知ってるにきまってるじゃん!」
ナツは偉そうに、胸を張って言う
「ちょうど良かった! あたしも手伝うよ!」
「おう! じゃぁ、二人のところに行こう!」
「うんッッ!!!!!」
あたしは、ナツの手をそっと握る
もちろん、触れはしないけど、手をつないでるようには見える
もう絶対に、この手は離さないよ