禁断の図書室!?
そんな時涼から、俺に話題を
ふってきた。
「お前。最近ちょぉっとつまらなそう
だから、いい話教えてやるよ。」

「はっ?」
心中を当てられ内心は笑みがこぼれる。
こういう奴だから涼との友達は止められない。

「図書室に銀色の魔女と呼ばれる
超美人がいるんだけど。そいつが
手強くて、そいつに惚れた男が
図書室行って次々に病院送りにされてる
らしいぜ。」

「へぇ…。」
俺は新しい玩具を見つけた子供のような
笑顔で涼の話を聞いていた。

そして、俺は話を聞き終わり、足は
図書室へと向かっていた。
後ろから涼が「後でどうだったか教えろよ~」
という声が聞こえる。
俺は適当な相槌感覚で手をひらひらと振る。

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