アナタしか欲しくない
立ち止まったままのミイに向かって歩いてくる久しぶりのタカちゃんは、なんだかとても怖い顔をしていた。





ミイがシカトしたから怒ってるの?




タカちゃんの怖い顔に泣きそうになる。




逃げ出したいのに足が動かない。




目の前に立たれて、俯くことしか出来なかった。





『買い物行ってたの?』





1週間前に、あんな事があったのに、普通に話しかけてくるタカちゃん。




「…アイ姉に会いに行ってた」




ねぇ、タカちゃん。




タカちゃんにとってこの間のことは、もう終わってしまったことなんだね。




だからこんなに普通に話しかけることが出来るんでしょう?





それがタカちゃんのいう大人ってことなのかな。








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