アナタしか欲しくない
『ミイは男が危険なんだって知らなさすぎる。合コンの後ホテルに連れこまれたらどうする?平気とか言ってられないだろう?』




「………て」




『ミイ?』




俯いたままの目に見えるタカちゃんの足が1歩近付いた。




「ほっといてって言ってるの!ヤりたいならヤらせればいいことだし。どうでもいいよそんなこと」




顔をあげて叫ぶように言うと、険しい顔のタカちゃんと目があった。




『……本気でそんなこと言ってるの?』




初めて聞く、タカちゃんの低い声。





怒ってるんだってすぐにわかった。




『ミイはまだ経験とかしてないんだろ?初めては大切にしないと後で後悔するよ』




タカちゃんの言葉が胸に突き刺さる。




タカちゃんがダイスキで



タカちゃんと結ばれることを夢見て



タカちゃんに初めてを捧げようとしてた




それを知ってて、それでもそんなこと言うの?





ヒドイ





ヒドイよタカちゃん…







タカちゃんは、優しいふりして、





実はすごく残酷だったんだねーー…






< 20 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop