アナタしか欲しくない














『ミイちゃんだっけ?つまらなさそうだね』




「えと、そんなことないです」




手に持ってたグラスをテーブルに置いて、愛想笑いを浮かべる。





12月24日。




学校も今日終業式を迎えて、明日から短い冬休みが始まる。




『ほんとに?』




「ハイ。私なりに楽しんでます」




やけに近付いて話しかけてくる隣の男の人に、そう答えたけど、本当はすごくつまらなかった。




マイ姉に連れられてやって来た合コンは、小さなBAR貸しきってする合コンっていうより、パーティみたいなものだった。




男女合わせて20人は軽くいる。



みんなお酒が進むに連れて楽しげになっていくのをボンヤリと見ていた。




もともと共通の話題もなければ、未成年だからお酒も飲めないし。



飲まずにテンションをあげられるほど今のミイに元気もあるわけない。




こんなことなら家にひとりでいた方がボーッと出来て良かったかもしれない。




声をかけられたのはそう思い始めていた時だった。





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