アナタしか欲しくない
『やっぱりつまらなさそうだよ?
実は俺も飽きて来ちゃってさ〜。

ね、ふたりで抜け出して他に遊びに行こっか?』




顔を近づけて問いかけられる。




お酒臭い息に、おもわずしかめ面になった。




「ダメだよ。そんなことしたらマイ姉に怒られるもん」




言いながらマイ姉の姿を探す。





ミイとは離れた場所で、電話中の様だった。




その電話中のマイ姉と目が合った。




電話しながら手を振ってくるマイ姉に、私も手を振って答える。




『姉妹、仲いいんだねー』



「うん。でもマイ姉、怒ったらすごく怖いんだ。だから抜け出すのはダメね」





『じゃあさ、俺と付き合ってよ』




「…は?」




何がじゃあさ、なんだろう。




言ってることが脈絡無さすぎるよ。




『俺ミイちゃんと遊びに行きたいんだよね。俺が彼氏になったらマイだって怒らないだろ?』




勝手な言い分に呆れてしまった。



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