アナタしか欲しくない
「タカちゃんの気持ちなんてお構いなしに、ミイの気持ちばっかり押しつけてごめんなさい。

タカちゃんの迷惑も考えずにいたミイは、タカちゃんのいうとおり子供だった」




いくら誕生日だからって、イブは、いつもとは違う特別な日なのに。




もしかしたらタカちゃんには一緒に過ごしたいと思える特別なヒトがいたかもしれない。




それを見ないフリして
気付かないフリして




タカちゃんを無理矢理独占し続けてたミイは、欲しいおもちゃが手に入らず駄々をこねる子供と大差なかったね。




「こんなんじゃタカちゃんに妹扱いされてもしょうがないよ…」




言いながらじわりと、また涙が目に溢れてきた。




顔を背けて手で拭おうとすると、その手をタカちゃんが自身の手が握る。




『ごめんねは俺の方。妹のようにしか見てなかったのに、ミイに期待させる言い方して、ずっとはぐらかして、本当にすまない。

ミイが俺から離れて初めて大切さに気付くなんて、俺のがガキみたいだ』





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