レクイエム
「クー姉様を取り巻くこの加護が力を貸してくれると思います。長時間修練しなくても初級の水魔法くらいなら呪文を口にするだけですぐ使えると思います」

「そっか」


それにしてもこの3人で一番魔力が高い、というのは少々言い過ぎではなかろうか。


「アレスの方が魔力は高いんじゃあ…大量のレッサーデーモンの群を一瞬で消したでしょ?」


自分があんな芸当できるとは思えない。しかし彼は左右に首を振り、否定した。


「言っておくがもうあんな真似できないぞ。リヴェイラの空気は慣れない」


意味深な言葉を吐くアレス。少し引っ掛かると言えば引っ掛かる。けどここ数日、色々な事がありすぎてこれくらいの事はそこまで気にならなくなってしまっていた。

それよりも自分は魔法を使えるんだという驚きの方が大きい。ただそれは水の加護の力があるからこそであって、自分自身の力ではないのだろうが…。
手のひらを握ったり広げたりしながらクーラは道なりに歩き始める。それに倣いアレスとセフィアも歩き出す。
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