レクイエム
何人もの仲間とすれ違い挨拶を交わしつつ辿り着いたパブ。
入り口を潜ると既に先客がいた。
人の気配を察知し、カウンターに向かっていた体をこちらに向ける。
「やぁ、ナキ」
彼女の来訪を待っていたらしい。女頭──ナキの姿を確認すると微笑みながら彼は立ち上がった。
「あら、誰かと思えば海軍総司令官じゃない。とうとう捕まえに来たのかと思ったわ」
「まぁそんな意見も出てるけどねー」
あはははと脳天気に笑うロゼルス。待っている間に随分飲んでいたのか、ほんのり顔が紅い。
ナキもカウンターの仲間に酒を注文した。
「君達逃げ足早いし。」
「逃げ足早いって何か聞き捨てならないわね」
「それに狙う相手は考えてるようだし。裁きを受ける者をそっちが先に襲ってくれるからこっちは簡単に捕まえれて楽だしね」
「怠けんじゃないわよ。まぁあたしから言わせればサボってくれた方がターゲットには困らないけどね」
お互い嫌味を言い合ったところで、どちらからともなく笑い出す。
入り口を潜ると既に先客がいた。
人の気配を察知し、カウンターに向かっていた体をこちらに向ける。
「やぁ、ナキ」
彼女の来訪を待っていたらしい。女頭──ナキの姿を確認すると微笑みながら彼は立ち上がった。
「あら、誰かと思えば海軍総司令官じゃない。とうとう捕まえに来たのかと思ったわ」
「まぁそんな意見も出てるけどねー」
あはははと脳天気に笑うロゼルス。待っている間に随分飲んでいたのか、ほんのり顔が紅い。
ナキもカウンターの仲間に酒を注文した。
「君達逃げ足早いし。」
「逃げ足早いって何か聞き捨てならないわね」
「それに狙う相手は考えてるようだし。裁きを受ける者をそっちが先に襲ってくれるからこっちは簡単に捕まえれて楽だしね」
「怠けんじゃないわよ。まぁあたしから言わせればサボってくれた方がターゲットには困らないけどね」
お互い嫌味を言い合ったところで、どちらからともなく笑い出す。