真実の鏡
カルマがそう問いかけると、クラスメート達は互いに顔を見合わせ、首を傾げた。

「オレは【死神】のことしか…」

「アタシ達もぉ…。ゴメンね? 役に立たなくて」

「いえいえ、気にしないでください! ちょっと気になったものですから!」

「あっ…!」

ふと少し離れた所で、声が上がった。

青白い顔をしている男子生徒だ。

「俺の兄貴が知ってるかも…。聞きに行くなら、紹介するけど? カルマ」

「本当ですか? なら、お願いします!」

今はちょうど昼休み。

好奇心からか、数名のクラスメートを連れて、カルマは3年の教室を訪ねた。

そして男子を通して、その先輩と話ができるようになった。

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