いじめっこのいじめ方
「ゴメン、わたしマジでバカみたい。二人が言ってる事、わからない…。」


言い終わる直前に二人はわたしを抱き締めた。


『そんなバカに説明したげる…、私たち夏実が大好きなの…。』


大好き?


『一人で抱えてないで欲しい。だって、私たち心友でしょ?』


あ、わかったかも。


わたし、この二人と一緒にいたい。


だから、今も涙が止まらないだ。


ねぇ?


「本当に一緒にいていいの?また、三人でいられるの?」


『『もちろん!』』


「うわぁぁぁ~っちぃチャン~あーチャン~!!」


『夏実ってば泣きずぎっ』


『ちぃチャンだってない゛でんじゃん~っ』


皆が顔がボロボロになって笑った。


わたしにはこの二人がいる…。


これは、大きな力になるよ。



ただ…クラスのわたしに対するいじめは日に日に増していった。
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