【完】青春PLAYBALL!!
「まもりちゃん、グローブ貸して。俺が汐崎さんとキャッチボールする」


俺はまもりちゃんの脇に置いてあったグローブを拾い上げた。

まもりちゃんはもう一度ゆっくりと頷くと、近くにあるベンチに座った。


「あ、そうだ。汐崎さん、ちょっと待ってて!」


俺はそう言うと、玄関にある水道へと全速力で駆けた。

ポケットからハンカチを取り出す。

濡らしてしぼって、まもりちゃんに渡した。



「とりあえず冷やしておいて」


「え・・・いいよ、そんな」


まもりちゃんは俺が渡したハンカチから体を離した。


なんだよ、こんな時まで無視するのかよ。

意味わかんねえし・・・・・・


「いいから、もっとけよ」


俺は無理矢理まもりちゃんの手にハンカチを握らせた。

押しつけがましいかもしんないけど、仕方ねえじゃん。

俺そんだけまもりちゃんのこと好きなんだから・・・・・・。

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