【完】青春PLAYBALL!!
「尚哉!一緒に行こうね!」


ホームへ体を向けたとき、柚の声が俺の右から届いた。


俺はマウンドの土を足でならしながらコクンと頷いた。





「PLAY!!」





審判の合図とともに、とうとう決勝戦が始まった。

1番バッターがボックスに立つ。

1番は右バッター。



息を吐く。


決勝戦の一球目はこれでいこうって決めていた。

1年の時からずっと練習を続けてきたシンカー。

柚と一緒に完成させたボール。



中指に縫い目をかけて握る。

左足をあげ、グッと踏み込む。

中指の外側にボールが引っかかる。

スピンをかけて一気にボールをはじいた。



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