SKY
部屋に入り、カケルと2人でドカット座り、


「しかし、麗奈にはビックリや・・・まさか、あんな病気見つかるとは・・・」


「ほんまや」


信じがたい。


受け入れなければいけない現実。


こんな身近な人物がこんな事になるなんてなぁ。


誰が想像した?


誰も想像なんか出来ん。


「手術するって言ってたけど、頭やろ?大丈夫なんか?」


「どうやろ?やっぱり頭を開けるんかなぁ?」


「・・・考えただけで死んでまうやんけ・・・・・・それ」


しばらくカケルと、そんな時化た話をしてた俺ら。


コンコンッ!


「・・・・・・ん?誰かきたで」


部屋をノックする音が響いた。


「ヨッシーかぁ?」


「ないやろ(笑)今頃、3ラウンド目ぐらいじゃん?」


「やりすぎやって!!(笑)」


そんな冗談を交えながらカケルが部屋のドアを開けると・・・


「カケル~~~」


さっきと雰囲気が違う静花の姿が。


明らかに涙声で、様子がおかしかった。


「どないしたん?麗奈と喧嘩でもしたんか?」


「するわけないやろ!ちょっと入ってもええか?」


「構わんよな?春磨」


「あぁ。構わんで」


静香を部屋へ入れ・・・

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