SKY
麗奈とオカンが夕飯の用意してる間、俺はリビングでサトシと先に酒飲み始めた。


リビングから見える麗奈はまるで俺の嫁みたいや(笑)


「春磨ぁ。麗奈と別れろや」


「ぶはっ。何や?」


飲んでたビール噴出してもうた。


「族も抜けさせろや」


「お前は関係ないやろ?」


遠い目をしてサトシは話したんや。


「麗奈。アザが絶えんのぅ。女なのに可哀想やろ?俺が麗奈の男やったら、辞めさすなぁ」


「麗奈の男は俺や。サトシは関係ないやろ。俺が麗奈守ったるから変な心配すんなや」


正直、俺も族辞めさせた方がいいとは思うねん。


でもな。麗奈は絶対首を縦に振らん。


夏海から継いだ2代目や。


簡単には終われんのや。


俺の欲で麗奈を縛り付けたくない。


それでなくても麗奈は嫉妬とか束縛とか嫌いやねん。


そんな事したら俺、速攻振られるやん(涙)


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