SKY
当の麗奈はオカンと楽しそうに料理してる。


「ビール持ってこよか」


俺は飲み終わった空き缶を握りつぶし台所に向かった。


「ウソや~。オカン。ソレ大丈夫か?・・・で。残り飲むんかい!!」


台所に行くとオカンと麗奈は仲良さそうに話してた。


ほんま。家族みたいや・・・。


「あ!春磨。オカンがおかしいで(笑)から揚げにビール入れよった!」


「これはなぁ。隠し味やで!食べたらビックリするで麗奈ちゃん」


「ほんま?ま。食べてからの楽しみにしとくわ(笑)」


こんなんが毎日続いたらええのになぁ・・・。


「何や春磨?うちが恋しいんか(笑)」


冗談でも今そんな事言うなや・・・。


「オカン。麗奈ちょっと借りるで」


「ちょ!何?」


俺は麗奈の手を引いて台所を出て洗面所へ向かった。


「何?」


麗奈は少し不機嫌やった。





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