お前は俺の予約済み!!
すると、その子はさらに顔を強張らせながらも、話し始めた。



『…ありすは…南沢先輩のこと…ホントに大好きで…超信じてて…。それで…南沢先輩に彼女がいたことが許せなくて…受け入れられなくて…だから…』



俺の中では終わっていたありすちゃんとのこと。



だけど、ありすちゃんはそうではなかったのか。



『…南沢先輩の彼女について、調べたらしいんです。それで、彼女が中学の先生をしてることを知って……』



全ては俺の身勝手さが招いたこと。



『それで、学校側に…ひと回り以上下の元教え子と付き合ってるって…その彼女のこと…全部…伝えたって…』



『それ…事実なんだね?』



『はい…ありす、嬉しそうに言うんです…もうあの女は先生を続けることは出来ない…ざまぁみろって…』
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