お前は俺の予約済み!!
こんな風に一歩ずつでもいい。



俺達の距離が縮まれば、



もっと分かり合っていける。



二人で飯を食いながら、



俺はある決心をしていた。



これからも瑠璃と向き合っていきたいから。



『これからはなんでも悠に言える自分でいたい…』



瑠璃のこのひと言を聞いた時、



俺の心の中には、



「ありすちゃん」とのことが引っかかっていた。



言わないでいるほうが、



簡単だし、瑠璃を傷つけなくて済むけど、



瑠璃には言っておきたい……。



そう強く思えたから。
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