戀々 -ren ren-
2月になり教習所もついに繁忙期中の繁忙期を迎えた。
教習所では年に二度ほど繁忙期が訪れるが、間違いなく今が1年で1番忙しい時期だ。
俺にとって最後の繁忙期。
俺は来月いっぱいでこの教習所を辞める事が決まっている。
そして実家のある新潟に戻り、親父の仕事を手伝うのだ。
そんな繁忙期の真っ只中に、俺は彼女、高木里緒の教習を担当した。
彼女が一段階終盤の頃。
2月とは思えないほどに暖かい、よく晴れた日だった。
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