戀々 -ren ren-


定時で仕事を終え、会社のすぐ近くにある独身寮に戻った。



寮の地下にあるロッカールームで着替えていると相川君が
「里緒ちゃんめっちゃノリええな!話やすかったわー!
しかもめっちゃかわええのな!」

と、肩をばしばしと叩きながら言ってきた。



正直、あまりいい気はしない。


だって相川君は男の俺から見てもすごいかっこいいし、教習生からの人気ナンバーワンのあの相川指導員。


里緒が好きになってもおかしくないくらいだ。



「ふーん」
と、あまり興味がないようなフリをして答えた。


「なんやー?何を怒ってんねん」


「怒ってないよ、別に!!」


俺は乱暴にロッカーを閉めた。


「じゃぁ!俺ちょっと疲れてるから部屋戻るね」


少しいらいらしながら部屋に戻り、シャワーを浴びた。




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