みずいろ
光にすかすと水色の光がぱぁ、っと広がるんだ。
なんでだよ・・・・・
そんなの・・・・しかもなんでこんなタイミングで・・・・。
『ユウくんは忘れてるの。あの事故のショックで・・・・マアコのそばにずっといてくれたことも全部・・・もしかしたら、その指輪・・・・マアコの手術に合わせてくれたの?きっと喜ぶわ、あの子も』
おばさんの言葉が何度も頭をズキズキと叩いていく。
「・・・・考えれねーよ・・・・」
俺、ムリだよ。
そんなの・・・・背負えねー。
どうしたら、いいんだよ・・・・・。
それに、この指輪。
本当にマアコなのか?
・・・・・もう、どうでもいい。
どうでも・・・・・。
「ユウッ!」
飛び込んできた瑞貴に腕を押さえられ、俺はようやく我に返り・・・・驚いた表情をしたキミを見つけたんだ。