まぶたを開けた時


ちゃんと、何してるの?いくわよ、って振り返り様にシエナに言ってね。


***


巨艦の船から小さな船に乗り換え陸に降りると、そこは左右すぐに見渡せるような小さな無人島で、砂浜。奥には森林が広がっていて、どこからか野生の動物の鳴き声も聞こえる。


まずはじめに思うのは、大丈夫なの?だった。


絶対に大丈夫じゃないよね、森だよね、危険だよね、よく考えたら無人島って初めてだよね、いやいや海賊船なんてもっと初めてだよね、いやいやいやいや、トリップしたからこれくらい普通?いやいやいや……



「君花、危ないから俺の服掴んでな」

私の右隣を歩くロウがニッコリ笑って、

やっぱり危ないんだって確信した。


「君花の護衛はあたしなの、ロウは案内してくれればそれでいいんだから」


冷たいシエナの声に身を凍らせた。だって時々本当にシエナって怖そうなんだもん。


「煩いなオカマ。なんなんだよ」

「だから護衛だってば」




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