世界で君だけ。



どうしよう、どうしようと思っていると


先輩はいつもの変わらない声でつぶやく。



『……うん、俺

一人暮らしだから、さ』


なんでだろう。

声はいつもの優しい先輩と何にも変わっていないはずなのに、




先輩の顔が、


今にも泣きそうに見えてしまうのは、なぜ?





そしてまた先輩は続ける。




『作ってくれる人はもう、

ずっと前に失っちゃったんだ…』



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