夜  話  
「………星の使いという人達も居るの?」


先程の皎の言葉にあった名前にようやく反応して、わたしは尋ねました。


「ん?
あぁ。
さぁ、な。
居るんじゃないか?
俺達がここに居るんだから。」


少し、歯切れ悪く答える皎の返事に、わたしは答えを察しました。


知っていても言えない答えもあります。


そして、皎は知らない答えを、知らないと答える事が嫌いな性格でもあるのでした。


どちらの理由かはわかりませんが、わたしにその真相はどうしても必要というわけでもなく。


その疑問の答えは、そのままそうっと置いておこうと思ったのでした。
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