聖夜聖戦!
「まっまあまあ、ハズミくん。わたしも参加するから。あっ、アオイも呼ぶわよ? ヒミカもキシを呼んだら? 人は多い方が良いでしょう?」

「そうね。他にもルカ達も呼べば、きっと来てくれるから。大勢で騒ぐの、ハズミ好きでしょう?」

「…こに」

「ん?」

ぼそっと呟いたハズミに、マミヤは耳を寄せた。

「そこにマカがいなきゃ、意味無いんだよぉお! マカのバカー! 冷血漢!」

泣き叫びながら店の奥へ走って行ったハズミの背中を、その場にいる全員が冷たい視線で見送った。

「…随分とまあ、可愛らしい行動だこと」

「アレでアタシと同じ歳…」

「本当にすみません!」

同じモノとして、マミヤが頭を下げた。

「まあマミヤが謝ることではないですよ。それより、マカ。本当に都合がつかないんですか? 一時間でも?」

「…無理だと思うな。ミナ達のパーティーさえ、二時間しかいられない予定なんだ。代わりに準備の方を引き受けてしまったし…」

マカはケータイをいじり、予定を確かめた。

「今年がいつも通りであれば、大丈夫だったんだがな」

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