ピュアー水浸しの恋ー
学力の良い奴らもいれば悪い奴らもいる、中くらいの高校は、あたしの家からほどよく近いと言うその理由だけで選んだ。

高校を決めなければならなかった時、
あたしの親は、高校行きたいんだけど……と言ったあたしに驚いたようだった。

『なにあんた高校なんて行きたいの?』

特別行きたいわけではなかったが、
当たり前に行くものだと周りに思わされてきた。

『別にいいけどぉ、じゃあ娘が高校行くからぁとか言ってもっと多いお金義人さんから貰っちゃお』

母親はまだ若く顔立ちは綺麗なので、金持ちの愛人に金を援助してもらって水商売をやっている。

あたしも何度か愛人には会ったが、優しい面を被ったいやらしそうな男だった。

見知らぬ男の金で行くくらいなら行かなくても良かったが、母親がすっかりその気で数日後に札束を持って来て、

『ちょうどいいから高校入ったらあんた一人暮らししなぁ、あたしあの人と暮らすからぁ。月に適当にお金振り込んどくからさぁ』

その家だって相手の男にとったら本宅じゃないんだよ。どっかで奥さんと子供がでっかい家に住んでんでしょうよ。

……哀れな女。
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