BLACK 〜それでも君に出会った〜
『恋はさ、いくらでもすればいいんだよ。
それで成長するの。
だけど、愛する男は一人のみでしょ♪
‥って事で、今日合コンするからねっ!!
全員強制参加。』

「ちょっと茉莉!!
あたし真いるし無理だよ。
雅史君も悲しむよ?」

あたしは、
この時は少しは純粋な気持ちが残っていた。

けれど‥
この先、強烈に【条件】に執着していった。

『相手、M商事のエリートだよ。
社会勉強になるし、いい経験になるじゃん。
常にいい人を見つける努力を惜しんじゃだめなの!!』


この時‥
それならいいかなって思ってしまったんだ‥。

本当に大切なモノは、
そんなモノじゃないのにね‥。

【心】と【平凡】が
何よりも大切だよ、なんて‥
言えるほど大人なんかじゃなかった。

子供過ぎて、
弱くて、
不安定で‥
自分に自信なんてまるでなかった。

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