大切な証
「すっごぃね!!こんな湯呑みほしかったぁ。もぅちょっと早く作ってくれてたらよかったのにぃ。」


「ムチャ言うな。去年、見せたのは初めて作ったやつだったから良くなかっただけだよ。」


「またまたぁ。でも、そぉゅぅことにしとぃてやるか!!」

そぅ言って他の作品を見に行った。

俺は、湯呑みを見つめていた。すると、審査員で親父の友人でもぁる人が声をかけてきた。
「太一君。おめでとう。まさか君が入賞するとは…去年ぁんなことがあってから心配してぃたんだよ。でも、いぃ作品を作ることができたみたいだね。よかった。」

「はぃ…ぁりがとぅござ…」

その人の後ろに視線を奪われた。

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