my catty girl~もし私がネコになっても~
「…どう…して…?」
自分の情けなさや、他にも嫌な感情ばかりがいくつも重なって、色を足していく。
どんどん黒くなっていく。
涙になる。
もと来た道を走っていく。
きっとそれは天の川を渡る、小さなひとつの流れ星みたいに目立たないものなんだろう。
「春乃っ!」
彼の声も遠く、細くなっていく。
ああ
結構走ったなぁ…
疲れちゃった…もう…
苦しいね
こんな思いは
できればしたくなかった
私は弱いね、学
くらくらする…
目の前が…
せっかくのクリスマス
こんな風に過ごしたかった
訳じゃないのにな
視界が暗闇におちていった―。