アタシの弟。



あたしは思わず両手で顔全体を覆った。


ニヤけてる!?


…思わず、ニヤケが出てしまったのか………。



「くっ黒瀬さんが変なこと言うからですよ!!!
あたしと瑠唯が、こっ…こい…恋人…同士みたいだなんて………」

「今度は顔が真っ赤だよ。
雅ちゃんは面白い百面相を繰り広げてくれるね」

「…百面相って………」



そして、今あることに気がついた。


さっき出迎えてくださったメイドさんたちの視線は、明らかに瑠唯に釘付け。


…きっと、瑠唯があたしをお姫様だっこしてた時なんて羨ましそうな目で見てたんだろうなぁ。


でも、そりゃ釘付けになるのは仕方ないことだよ。


親の連れ子同士とはいえ、もう十年以上も一緒に住んでるあたし。


当然、この瑠唯の何気ない仕草とかの胸キュンポイントもいちいち鼻血が出ないように多少の免疫がある。


そんなあたしでも、ふとした瞬間に瑠唯の横顔に釘付けになるもん。


ちなみに、一番あたしが釘付けになりやすいのはお風呂上がり。


濡れた髪が余計に色っぽく見えて、思わず見とれてしまう…。


きっと、瑠唯は女のあたしより色気がある。



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