アタシの弟。



…悔しいけどね。


認めざるを得ないくらいの美貌だよ?


瑠唯ってさ。


あたしの弟だってこと、たまに信じらんなくなることすらあるもん。


綺麗な瑠唯が、こんな平凡なあたしの弟だなんて…


誰に言っても疑うと思う。


…まぁ実際、本当の姉弟じゃないわけだけどさ。


メイドさんもそりゃ瑠唯に釘付けになるよ…



「さ、移動しようか。
眞田、雅ちゃんたちを案内してくれないか?
私は少し用事を済ましてから、すぐに向かうよ」

「かしこまりました。
雅様、瑠唯様、こちらへ」

「あ、はい」



眞田さんが奥の部屋へ誘導してくれる。


ドアも豪華な装いで、なんか入りにくい雰囲気が…



「この奥で宴が行われる予定になっております。
どうぞ中へ」

「はぁ…」



あけられたドアの向こうは……



「…すご………」



瑠唯が感嘆の声を洩らすほど。


あの豪華なドアに負けずとも劣らない、すごい装い………


なに?


今からお城の晩餐会でもあるの?


とでも、訊きたくなるような…


豪華絢爛ってとこだよ。

(…使い方あってるの?)



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