アタシの弟。



「はい。
2回生になります」



大学生かぁ………。


知的でいいよね。


あたしの友達も大学生の彼氏いる子いるけど…


もうメロメロだもん。



「…あの」



瑠唯がぶっきらぼうに口を開いた。


コイツが口を開くと、ろくなこと言わないんだから…



「はい?」

「近いです」

「近い…?」



…なにがよ?


雅也さんの頭にもハテナが浮かんでる。



「…雅との距離」

「え…っ?
あっ、すいません!!!」



雅也さんが謝って一歩退いた。


そんな近いわけでもなかったんだから、きつく言わなくてもよかったのに…。



「瑠唯っ!
あんたはほんと口が悪いんだから………!
雅也さん、本当にすみません!!!」



あたしは瑠唯の代わりに頭を下げた。


…つーか、あたしどんだけ瑠唯の代わりに頭さげてんのよ?



「いえいえ!
こちらこそ、すみませんでした。
女性にそんな至近距離で……」

「全然大丈夫ですよ。
そんなに近いわけでもありませんでしたし…
本当に構いませんから。
瑠唯が大げさなだけで…」



ほんと。



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