アタシの弟。
…ならば仕方あるまい………。
「瑠唯は別として、なんであたしがジュリエットなんかに選ばれたのかなー」
「だってそりゃ雅はクラスのマドンナ…いや、学校中のマドンナだし」
「…また調子いいこと言って」
「いや、事実だから。
信じるかは雅次第だけどー」
フーセンガムなんか膨らましながら、冗談なんか言いやがって…!
なんで瑠唯はそんなに余裕でいられるわけ?
「…だいたい、ロミジュリって詳しくはどんなストーリー?」
「知らないの?
いや、オレも知らないけどさ」
「あたしも知らない」
すると、瑠唯はパソコンをひらいてインターネットの某有名百科辞典で【ロミオとジュリエット】と検索した。
…と途端に出るわ出るわ………
大量の文字。
「…えっと………、なになに?
…全然分かんない………」
アホなあたしには読む気力もなく…
読んで理解したらしい秀才な瑠唯に説明してもらった。
あらすじは、こうだった。
舞台は15世紀のイタリアのヴェローナ。