アタシの弟。
「ほんっとゴメン!!!!!
…あたしが寝坊したから、間に合わないかも………」
自分の腕時計を眺めて思った。
…あたし、腕太くなった?
最近運動してないからなぁ…。
運動しないと、ヤバイな。
ダイエットしないと………
じゃなくて!!!!!
ここから学校まで、いつもあたしが通学にかかる時間は短くて45分ぐらい。
電車やバスを乗り継いで、45分。
結構遠い高校に通ってるし。
…そう考えると………、
今は8時20分。
間に合いそうにない…
「バーカ。
チャリで飛ばせば30分だよ」
「えっ?」
「後ろ、乗っけてやっから。
早く外出るぞ」
「………うん…!」
あたしは笑顔で瑠唯の背中を追った。
また乗れるなんて…
しかも、今度は瑠唯から。
ほんと最近、あたしつくづくツイてるよ。
「しっかり掴まってろよ」
「ラジャー!」
出発進行~!
…の勢いで、自転車はガレージからアスファルトの地面に出た。
あたしは瑠唯の背中で、いろいろなことを考えた。
…確かに、瑠唯のぬくもりは心地いい。