アタシの弟。



こういう時だけ都合よく当てやがって…!



「……って、54!?」



あたしは今、気がついた。


確かに瑠唯は54歳って言ったよね…?


54って………、


この黒瀬さんが!?



「ごごごっ…54歳!?」

「ええ。
先生は先日お誕生日に迎えられまして、54歳になられました」



答えたのは、傍らに立っていた眞田さんだった。


…54歳って………


お父さんより年上じゃん!!!


…ありえない。


どう見ても、30代後半にしか見えない………


なんでだ?


54年も生きていて、なんでこんなに若々しいんだ?


…世の中には不思議なこともあるものだ………



「そうでしたか…」



唖然とするあたしの横で、あっさりと当ててしまった瑠唯が退屈そうに突っ立っている。


…なんであんたも分かるのよ!


なんて、心の中でツッコミを入れつつ我に返った。



「すごくお若い!
とても54歳には見えませんよ。
うちの父よりお年上なのに、だいぶ年下に見えますわ」



なるべく、おしとやかに返した。


…教育委員会のお偉いさんなんだから………



< 77 / 108 >

この作品をシェア

pagetop