アタシの弟。
こういう時だけ都合よく当てやがって…!
「……って、54!?」
あたしは今、気がついた。
確かに瑠唯は54歳って言ったよね…?
54って………、
この黒瀬さんが!?
「ごごごっ…54歳!?」
「ええ。
先生は先日お誕生日に迎えられまして、54歳になられました」
答えたのは、傍らに立っていた眞田さんだった。
…54歳って………
お父さんより年上じゃん!!!
…ありえない。
どう見ても、30代後半にしか見えない………
なんでだ?
54年も生きていて、なんでこんなに若々しいんだ?
…世の中には不思議なこともあるものだ………
「そうでしたか…」
唖然とするあたしの横で、あっさりと当ててしまった瑠唯が退屈そうに突っ立っている。
…なんであんたも分かるのよ!
なんて、心の中でツッコミを入れつつ我に返った。
「すごくお若い!
とても54歳には見えませんよ。
うちの父よりお年上なのに、だいぶ年下に見えますわ」
なるべく、おしとやかに返した。
…教育委員会のお偉いさんなんだから………