アタシの弟。
なんか、危険人物…らしいし。
「…あぁ、双子の兄なんだよ。
それで顔もよく似ててね。
これまた、名前もまた似てるんだよ。
私が黒瀬秀一で兄が黒瀬一秀…
よく間違えられるよ。
兄は教育委員会で結構上までいってるみたいだけど、私は教育委員会の役員でもない。
一応、会社を経営しているんだ」
…秀一(シュウイチ)に一秀(カズヒデ)………。
そりゃ先生も間違っちゃいますよね。
納得です。
それに、こんな高級車所有して執事なんかつけられるなんて…
きっと、大きな会社なんだろう。
同じ自営業のうちとは大違い…
こんなこと言っちゃ、お父さんにはかわいそうだけどね。
「そうだったんですか。
なんという会社なんですか?」
「いやいや、こちらから申すような企業じゃないよ。
ただね、君たち2人のお父さんとは知り合いなんだ」
「…父のお知り合いですか?」
お父さんの………?
この人とどこで接点が…?
「もう知り合いというよりは、家族のような存在だった。
家が近所でね、君たちのお父さんを弟のように可愛がっていたんだ。
まぁ幼なじみというやつだね」