アタシの弟。



見上げながら、睨み合いながら………


歩いてたせいで、目の前の段差につまづいた。


…こける!!!


なんで、あたしってこんなにドジなんだろう………


覚悟を決めて(?)、目を閉じた。


…………………………………。


…あれ………?


痛くない………?


というか、衝撃すらない。


…なんで………


あたしはそっと目を開けた。




「………!!!」

「…バーカ。
言ってるそばからドジりやがって………
そういうとこが危なっかしいっつってんのー」



瑠唯が………


超至近距離に………!!!


なにっ!?


これ、どういう状況!?



「…浮いてる………?」



地面が足についてない。


でも、なぜか普段より瑠唯の顔が至近距離に…


…って、これ………


俗に言う“お姫様だっこ”ってやつですか!?



「おっおっ降ろしてよ!!!」

「…はぁ? 今さら何を……」

「早く!!!」

「…はいはい」



あたしの勢いに気圧されたのか瑠唯はあっさりあたしを降ろした。


…ん?


今、オイシイ状況だったのを、自分で棒に振った気が………

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