【短】3人の強引彼氏


「なにこれ…?やめてくれる?」

アタシは汰壱をキッと睨んだ。

「俺ね、赤い糸とか信じちゃうわけ。お前は、多分俺の運命の女だわ。だから俺の薬指に着いてたやつ。お前つけてて。」
「なに勝手な事言ってんの?」

意味分かんない。
彼氏なんて要らない。

誰のモノにもならないって
言ってるのに、
分からないの?

「俺、勝手だから。」

そう言って微笑む汰壱の顔を見ると
さっきまでの胸の鼓動が
またぶり返してきた。

「勝手にすれば…?」
「じゃーもう他の男と寝んなよ?」

……………………。

「は?」

「勝手にするよ。今からお前は俺の女だから。他の男と寝んなよな?」



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