【短】3人の強引彼氏


そして今日も学校は遅刻。

援交をやっていなくても
朝起きるのはきつい低血圧のアタシ。

いつものように、授業中
黙って教室に入る。

嫌いなあいつの隣に無言で座ると
「また遅刻かよー。俺はお前に会いに来てるのに♪」

と言ってくる。

ここんとこ1ヶ月この調子だ。

終いにはアタシを
家まで送り届ける毎日。

そんな放課後。

「さくらー帰ろうぜ!」

この男、本当に調子いいな。

「……はいはい。」

この強引さに諦めがついたアタシは
この時、セックスをすれば離れてくだろうと思っていた。

いつものようにウチに着いて
「ありがとう。」
ただそれだけ言って別れようとしたその時

「てかお前の親、お前に彼氏が居ること知ってんの?」

と、あいつが少し不機嫌そうに
そう言ってきた。



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