LOVEファイト!
その後は二人してニコニコと笑顔で食べ続けた。

会話は少なかったけど、そんなに気にならなかった。

ただ穏やかな空気がとても心地良くて…気付けば重箱の中身は空になっていた。

「あ~美味かった。ひなさん、料理上手だね」

「それはどうも。お母さんにも伝えておくわ」

わたしは重箱を片付け、一息ついた。

ふと彼が眠そうに目をこすっているのを見た。

「もしかして…寝不足?」

「うっうん…。久し振りにひなさんに会えると思ったら、寝付けなくて…」

…可愛い人。

「じゃあ少し休んだら? わたしもちょっと休みたいし」

「いいの?」

「もちろん。午前中はわたしが振り回しちゃったようなものだし」
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