LOVEファイト!
「えっ…。ひなさんが…」

この場にいる全員が、眼を見開いた。

「許されない恋だったけれど、母がわたしを身ごもったことで、一応結婚は許されたわ。母が父のところに嫁入りする形で、話はまとまったわ」

当時はそれこそ血の雨が降ったみたいだけど…。

「けれど両親がわたしが両家の血を引く者として、将来をとても心配していたわ。だから父は、この学院を作ったの」

「そっそれじゃあ、アンタが…!」

白雨が震える指で、わたしを指さした。

「ええ、黄龍はわたしのことよ」

わたしはアッサリ認めた。

「父は将来、わたしの役に立つ手下を作る為だけに、この学院を設立したの。父は相変わらず龍星会の後継者だし、このぐらいは簡単だったわけ。そして黄龍の存在を根付けさせたのも、わたしの為よ」

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