冷たい風に打たれて


「僕は大丈夫だよ!だって、誰が何を言おうとも風華は僕の友達だよ!」


風華は今まで付き合いがあるのは政府関係者、警視庁など自分よりもかなり年上の人ばかりで、風華自身ではなく風華の力を利用しようと企む人ばかりだった

そしてこれが自分の役割なのだと

力を持つ者の運命だと自分の中で割り切っていた


それでも街を歩いていると学生がショッピングやファミレスなどで楽しく会話している姿を見て、いつも寂しく感じていた

自分にはそういう事はきっと無縁なのだと


ずっとそう思っていた




「僕は風華にも自分のしたい様にするよ!」


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