倉庫の王様
目が覚めたら若干遅刻しそうな時間。



毛玉にメシを与えてそのまま家を出た。



着替えもせずに寝たらしく、風呂にも入れてねぇ…。



昨日の服のままってやべぇかな…。



「あら、先生。昨日はお泊り?」

「やっぱりそう見えます?」

「羽賀先生と一緒だったの?帰って来なかったから…」

「アイツは玉手といたんでわかんないっス」



たしかロッカーにジャージがあったはず…。



引っ張り出した久しぶりに見るジャージ。



体育教師みてぇじゃん…。



「今日は先生らしい服装ですね」



なんて教頭から嫌みを言われ…。



お前なんか毎日同じような服じゃねぇかバーカ!!



と、心の中で文句を言った。



急いで向かった北側の屋上。



「悪い、遅くなった」

「先生がジャージ!!なんで!?なんか…萌え…」



萌えてるサチを中に入れてやっと一息…。



朝からバタバタしすぎた…。



寝た気もしねぇし…。



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