倉庫の王様
拒否されねぇから余計本能が勝っちゃうし。



このまま食ったらどうよ?



「ロフト行く?」

「い、行かない…」



チッ…。



ガード固いのかよ。



付き合ってもう1ヵ月くらい経つのに…。



「清い付き合いするって父に言ったじゃん…」

「そんなのたてまえってヤツだろ」

「信じてたのにっ!?」

「悪いけどそこまで我慢するつもりねぇから」

「セクハラ教師…」



何とでも言え。



セクハラでもなんでもいい。



とにかく俺は気が短いんで。



「ねぇ先生?」

「ん?」

「好き?」

「なんだよ急に」

「だって気になるじゃん…」

「ん~、まぁ」

「それじゃわかんない…」



どうしても言わせたいらしいです。



残念ながらそれは言ってやんない。



からかうの楽しいし。



「好きだと思う?」

「わかんないよぉ~…」

「サチからキスして?そしたら教えてやる。ただし、濃厚なのな?」

「ムリだよっ!!」



顔が赤くてカワイイです…。



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