なんでも屋 神…第一幕
残りの少し温くなった生ビールを飲み干し、一葉が歌い終わるまでタバコを吸いながら待つ。




「な、なんだよその目は。」



最後まで歌いきった一葉は、俺を冷ややかな鋭い目付きで見つめてくる。


「まさか…これで帰るとか言わないよね?」



…此奴は俺の心が読めるのか?



一葉の鋭い視線で心を透かされ、自然と目を逸らす。



「明日予定があるから早く帰るんだよ…。」



「はいウソー!神君仕事の時の目になってるもん!ヤダ!さっき私のチュ〜拒否った罰として、今日は朝まで付き合って貰うんだもん!」



手元に鏡が無いのが残念だ…俺は今どんな目になってるんだろう…。
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