なんでも屋 神…第一幕
私の話しを全部聞いてくれた神君は、それから私を連れて[射ガール]に向かった。



勿論、私だって[射ガール]の後ろにヤクザが付いてるって知ってたけど…初めて目の当たりにしたヤクザは、言葉にならない威圧感で呼吸が出来なくなる程だった。



無理だよ、神君…だって神君は背は私より10センチは高いけど、そんなに筋肉質でも無いし、下手したら死んじゃうよ…。



そんな私の心配をよそに、話し合いは神君の一方的なペースで進み、最後は神君が右肩を見せて終わった。



…何あれ?



[射ガール]を出た私は、思いきって神君に訪ねた。



「…あの、神君もヤクザなんですか?」
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