なんでも屋 神…第一幕
ノリはまだ羽尾を見張ると言うので、明日からは動きがあったら教えてくれと、携帯の番号を交換して[東風荘]前で別れた。



事務所でこれからの事を考えたい為、メインストリートに向かう。



何時ものように仕事をこなしているヒロを見つけ、マジェスティを緩やかに減速させる。



「よぉ、毎日毎日ご苦労だな。」



バイクから降りてスタンドを下ろし、メットをシートの上に置いてタバコに火を点ける。



「まぁ、これで飯食ってるからな。珍しいな一葉は一緒じゃないのか?ん?あれ?…あの[アポロ]から出てきたのって、Jと一葉じゃねーか?」



ヒロの声に後ろを振り向くと、Jに肩を貸して貰いながら何とか歩いている一葉。



一葉の歩幅に合わせて、Jがゆっくりと此方に向かって歩いてくる。



「すいません神さん。一葉ちゃん酔い潰れちゃって…。」
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