なんでも屋 神…第一幕
一葉を部屋に残したまま、シャワーを浴びて気持ちを入れ替える。
髪を拭きながら部屋に戻ると、退屈凌ぎになるものも無い部屋の中で、暇そうに窓から顔を出して外を眺める一葉。
夕日で染まった端正な顔に、一瞬だけ動揺する…此は奴本当に中学生か?
黒いカーデに、小さな花柄が刺繍されたシャツ。黒のミニから伸びた健康的な長い足。出会った頃と違い、薄く化粧をして整ったパーツを引き立てて、茶に染まった髪を横に束ねている。
申し訳なさそうに部屋に入り、携帯を片手に廊下に戻って兄ぃに電話。
兄ぃは子飼いが離島から戻ってきたので、明日のメンバーをこれから選抜すると言っていた。
心地よい返事を返して電話を切ると、ノリに電話する前にミチルからの着信。
「…あの人が隣の部屋に居るんで小声ですいません。今日の夜に、何処かへ出掛けるみたいです。飛行機のチケットを二枚持ってきて、明日日本を発つと言われました。お願いですから助けて下さい。」
ミチルに良い返事をし、ノリに電話して六時に例のオープンカフェでと伝えた。
六時迄はあと二時間。その間に、一葉を連れて遊びにでも行こう。
髪を拭きながら部屋に戻ると、退屈凌ぎになるものも無い部屋の中で、暇そうに窓から顔を出して外を眺める一葉。
夕日で染まった端正な顔に、一瞬だけ動揺する…此は奴本当に中学生か?
黒いカーデに、小さな花柄が刺繍されたシャツ。黒のミニから伸びた健康的な長い足。出会った頃と違い、薄く化粧をして整ったパーツを引き立てて、茶に染まった髪を横に束ねている。
申し訳なさそうに部屋に入り、携帯を片手に廊下に戻って兄ぃに電話。
兄ぃは子飼いが離島から戻ってきたので、明日のメンバーをこれから選抜すると言っていた。
心地よい返事を返して電話を切ると、ノリに電話する前にミチルからの着信。
「…あの人が隣の部屋に居るんで小声ですいません。今日の夜に、何処かへ出掛けるみたいです。飛行機のチケットを二枚持ってきて、明日日本を発つと言われました。お願いですから助けて下さい。」
ミチルに良い返事をし、ノリに電話して六時に例のオープンカフェでと伝えた。
六時迄はあと二時間。その間に、一葉を連れて遊びにでも行こう。